うちの猫たちはもうすっかりシニアの域に達していて、この子達の性格もおそらく随分と理解できてきてるんじゃないかなぁと思っています。勘違いかもしれないけれど。
よく言われる男の子は甘えん坊で女の子はツンデレ。
まぁ概ね当たっているんじゃないかなぁなんて思ったりもします。でもやっぱり人でもそうだと思いますが、さすがに男の子、女の子なんて大きな枠で括れるほど簡単ではなさそうですよね。
うちはどちらも最初はすごく「ツン」でいまはすごく「デレ」って感じ。
要は今は「デレ」で甘えん坊。
海人の場合を振り返ってみると、小さい頃から人と接する機会は多かっただろうけれど、いつからかはわかりませんが、生後6ヶ月までペットショップのケージの中で過ごしたからか、うちに来た時はフレンドリーではあったけれど、本当は心を開いてないって感じる節がありました。人でいう目が笑ってないって感じ?
最初の数ヶ月は「ツン」ってやつですね(笑)
変化があったのは恐らくうちに来て約半年後に膝の大きな手術をしたあたりからでしょうか。入院はしたし、しばらくはちゃんと歩けないし、エリザベスカラーのおかげでご飯も毛繕いも思い通りにならなくて、相当不安だったんだと思います。
そして思い返せばその頃までは名前を呼んでも反応がなかったりしたんですよね。幸い自宅での仕事が多かったこともあって、仕事しながら横で寝転んでる海人に随分いろいろと話をしてみたりしてたような気がします。猫や犬を飼ってない方が見たら、それはかなりおかしな行動に映ったんでしょうね(笑)
で、そういうの色々を経て、今はこんな感じ。
とりあえず近くには必ず海人か空が常にいて、隙があれば撫でろ〜な感じ。
「デレ」突入です(笑)
ちょっと分離不安を疑うくらい(笑)
そしてこの子はツンがかなり長いタイプの「ツンデレ」(笑)
女の子がツンデレっていうのは結構納得しちゃうんですが、言い方を変えると空は人は怖くないけれど、警戒心とプライドがすごく高い。たぶん。
うちをどうしても数日空ける時、連れて行ける時は連れて行っちゃう我が家ではありますが、やはりダメな時もあるわけで。
そうした時はうちの場合はペットシッターさんにお願いしています。
年に数回、もう数年お世話になっている方で、色々本当にお世話になっています。海人はその方が女性っていうのもあるんですが、ほぼ最初から「デレ」(笑)。空は今でもとりあえず挨拶がわりに「シャー」されるそうです。
空がうちの子になったのが生後4ヶ月頃。最初は海人との相性やら、一緒に暮らして行くための準備期間としてケージ生活。まぁ今でも正直すっごく仲良しってわけではないのだけれど、最初のケージ生活と家族としての立ち位置みたいなものをこの期間に理解はしてくれたっぽい。すっごく頭の良い子だなぁと思った記憶があります。
ただ当時気になったのが最初のひと月くらいでしょうか。絶対に頭と顔を触られまいとしていたこと。手を伸ばすとすっと身を引く感じ。頭の上からだろうが下からだろうがどこからでも同じ。「なに?虐待でもされてたの?」って疑っちゃいましたよ。
そういえば鼻チョンのご挨拶もしない。
そう気づいてから毎日鼻先に指を持っていくようにしたのですが、しばらく続けていたら、匂いを嗅いでからその手に甘えてくれるようになって、そこから結構な時間をかけて頭を撫でれるように。そこからさらに多分数年かかってこっちから顔を近づけても平気?(我慢)なようになってくれています。
そしてようやく最近は海人がやってる甘え方が「良さげ」に見えたら、海人がいなくなってから同じことをアピールしてくるようになって来ました。
ちなみに上の写真は「右手早くこっちに持って来い」なお顔。
正直「ツン」が完全に「デレ」になるまで2年とかそれ以上掛かってる気がします。
ちなみに”ちび”に「デレ」だしたのが最近なので、8年くらい”ちび”には「ツン」だったことになるのかも(笑)。
でも空にとっては”ちび”は妹って感じなので、今でも何かあれば教育的指導が入ってますけれど。それがまた微笑ましかったり。
今は頭撫でられるのも結構好きみたい。
もしご自身の側にいる猫ちゃんが全然懐かないなんて感じている人がいれば、それはたぶん「ツン」状態なんでしょう。
そして僕らが思っている以上に猫たちは僕らのことを日々眺めて、観察しているんだと思います。”ちび”と猫たちを見ていて思ったのは、お互いに距離感が掴めないなぁって時期は、猫たちは少し距離を置いてじっくり見定めているのだと思います。
なのでこっちもそれを機にじっくり観察してやりましょう(笑)
視線の動きや目元の表情。尻尾の動きや歩き方。自分との距離。
座る場所や姿勢。鳴き方などなど。。。
いつしか猫たちってアピール上手、甘え上手って感じるようになるんじゃないかなぁと思います。
あ、そして意外に聞き上手かも(笑)