ここ半月の間に、本当にいろいろ悲しい事や嬉しい事があったように思う。

 

先月末、うちの実家の猫、むさしが19歳の一生を終えました。
実家にはこのむさしと小次郎という子がいたのだけれど、
この子達は本当の兄弟で生後数ヶ月の頃に家にやってきました。
そしてむさしは兄夫婦が世話を、小次郎はうちの両親が世話を、
っていう形で落ち着いたのでした。
(まぁほぼお隣さん同士だったので、寝る所だけ別って感じでしたが)

当時はボクもまだ実家にいて、想い出もいっぱい。
この子達は本当に我が家の明暗というか、両親や祖母の死、ボクの結婚や”ちび”、
そうしたものを全部見て、そして特にむさしは辛い時期の兄夫婦の
それはそれは心の支えになってくれたと思う。

身体もすごく大きくて力も強い、そのくせすっごく臆病で優しい子でした。
海人と空を連れていって戻ったときも余裕でふたりの相手もしてくれた子。

長い間、ほんとうにありがとう。そして今度は向こうでまったりしていてね。

我が家では相変わらず、まったりと暮らしている海人と空。

ただ海人も空もここしばらくのハードな生活で、あまり相手に出来てないからか、
すっかりべったり甘えん坊になっています。

そんな中(?)この間はうちの”ちび”が2歳の誕生日を迎えました。

母子手帖を見返してみると、出産時、「第一度仮死」とか書いてあった。
最初は数ヶ月はいろいろ大変だったなぁ・・・。

保育園に行き始めても最低月に1週間は休んじゃう状態ですが、
それでも基本は元気一杯でこうして生きていてくれていることが何よりうれしい。

空もちょくちょく体調不良になるのだけれど、
こちらも基本的には元気一杯。膀胱炎も治ったし、
これから怪我や病気をなるべくしないようにしてほしいものです。

小さい頃(っていうか若い頃？（笑）)はとにかくいろいろ大変だった海人ですが、
ここ数年は元気が有り余るくらい。
現状維持でよろしく（笑）

この半月ほどでむさしの事以外にもいろいろと訃報が届き、
その度に結構ずっしりと感じでしまったのですが、
不思議なもので、その度に何故か海人はピッタリと寄り添っていてくれたように思う。

そこに寝られるとちょっと困るんだけれどって所に来ちゃうのがミソ（笑）
っていうか海人らしいところ。

ボクらは様々な形で「出会い」、そしてそれらはまた、様々な形の「別れ」となって
通り過ぎていくように思う。

もちろん角度を変えてみればボクも通り過ぎていく存在だ。

そしてそれが人であれ、人でないであれ、それぞれに「重み」みたいなものを
持っていて、それを残していくように思う。
それは時間と共に、ボク自身が作り上げるのか、相手が作り上げるのか、
はたまたお互いに作り上げるのかはわからないけれど、
その重みがいわゆるその人への「想い」ってことなのかなぁと思ったりもする。

昔はそれが煩わしい時期も確かにあった。

でもやっぱりこれは大切にしなきゃいけないなぁと思う。
これって、相手をいろいろ考えることが出来たり、
自分を動かす原動力になったりするものなんだろうと思う。
何かうまいこと言えないのだけれど。。