IE 6のシェアがジャスト20%。

2008/12/16のbuilder by ZDNet Japanの記事にIE 6のシェアがジャスト20%になった
とういう記事が出ていました。
「お〜やっとそこまで来たか」。
正直、Webデザイナーやコーダーの皆様ならそう思われる方も沢山おられると思います。
ほかのブラウザで正常なコーディングの結果がIE6では全く違う(というかぐちゃぐちゃ)になっちゃった、
という経験はコーディングをされてきた方には必ずあると思いますし、
初めはそれについて随分悩まされたと思うからです。
実際にこの世界では散々に叩かれてきたと思われるIE6ですが、いかんせんシェアNo.1という冠から

「こっちのブラウザが正しいんだ!」と声を張り上げてみても多勢に無勢。
また仕事とすればメジャーなブラウザ全てに対応するのは当たり前の現実から
特にデザイン重視の制作者には非常に辛い時期がありました。
自分の事を思い返してみれば、
今では大体こうしとけば・・・。
というパターンをほぼ確立しているので、IE6で恐ろしい事が起きる事は減りましたが、
デザインによってはまだまだ「?」がそこかしこから飛び出す事があります。
また、要望も様々、初クライアントの場合など一筋縄ではいかない事も。

まぁ前置きが長くなりましたがそういう苦労からいよいよ、「解き放たれるとき」。
それがもうそこまで来てるのかぁと、感慨に浸りそうになったのですが、

「なんだか実感が・・・」。

ということで自分なりのデータを見てみると(データ量が少ないのでごくごく個人的な意見という事になります)、

僕が個人的に書いているここのようなブログ、(ネタはMacと写真とWordpress)、
そもそもその内容から閲覧ブラウザはMacのsafariとFirefoxが多いのですが、
IEだけに絞ってみるとIE6が80%!!

次に比較的一日の閲覧数も多い、管理させてもらっているサイトを見てみると、
そこはInternet Explorerのシェアが全体の86%
内訳をみると

  1. IE7:52.42%
  2. IE6:46.80%
  3. IE5:0.75 %

おぉ、IE6とIE7が逆転してる!!
しかし、全体を通して考えてみるとIEのシェアが86%でそのうち46.8%だから
とても20%とは個人的環境では言えないわけで、
まぁ仮に20%だったとしても無視する訳にはいかないので同じと言えば同じなのですが、
まだまだ「解放」には至らない。ということでしょうか。

こうして書いていると害ばかりのIE6とCSSみたいですが、
これのおかげでこの業界、一つの淘汰が出来たのではと思うところもあります。

この先、淘汰されないように頑張らねば(笑)