うちの猫で学んだ、水を飲まなくても飲みすぎても危ない話

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うちの猫で学んだ、水を飲まなくても飲みすぎても危ない話
とりあえず水ちょうだい。

最近、雨の日が増えてきて、蒸し暑いなと感じる日も多くなってきましたが、うちの猫はというと、相変わらずマイペースに暮らしてくれています。

猫の水分補給の話でよく言われるのが、「猫はそもそも水をあまり飲みたがらない生き物」というやつなんですが、実はうちの子、これが全然当てはまらないんですよね。むしろ子猫の頃から、やたら水をよく飲む子でした。

あまり飲みすぎるのも良くない、と昔飼っていた子が獣医さんに言われたことがあったので、念のため病院に連れていったところ、まさかの「腎臓が悪い」という診断で。それ以来、腎臓サポート用の療法食に切り替えて、今もそれを続けています。

なので今日は、「水を飲まない猫」向けの一般的な話と、うちみたいに「逆によく飲む」場合に潜んでいたりする話、両方について書いてみようと思います。

うちの猫で学んだ、水を飲まなくても飲みすぎても危ない話
水まだ?

そもそも猫という生き物は、あまり水を飲みたがらないらしい

猫の祖先って、もともと砂漠で暮らしていた「リビアヤマネコ」なんだそうです。砂漠というのは水がほとんどない場所なので、猫の体は長い時間をかけて「少ない水分をとことん濃縮して、おしっことして出す」という仕組みに進化してきたらしくて。

だから、喉の渇きに対する感覚がもともと鈍いんですよね。野生時代は捕まえたネズミや鳥といった獲物の肉から、水分を7〜8割くらいまとめて摂っていたそうなんですが、今のキャットフード(特にドライフード)の水分量って1割程度しかないらしくて。ここにギャップがあるわけです。

つまり、放っておいても自分から進んで飲みに行く子の方が、実は少数派。飼い主側が意識して工夫してあげないといけない、ということみたいです。

うちの猫で学んだ、水を飲まなくても飲みすぎても危ない話
とりあえず水道から出てくるのを待つ。

「まあいいか」で済ませると、後で怖いことになるらしい

水を飲まない状態を放置していると、体の中の老廃物がうまく薄まらなくて、泌尿器まわりの病気のリスクがぐっと上がるそうです。調べていて特に「これは怖いな」と思ったのが次の3つ。

  • 尿路結石:尿が濃くなることでミネラル成分が結晶化して、石ができてしまう。特にオス猫は尿道が細いので、詰まると数日で命に関わることもあるとか。
  • 慢性腎臓病:高齢猫の死因として上位に入るそうです。腎臓というフィルターに負担がかかり続けて、機能が落ちていく。しかも一度悪くなった腎臓は元には戻らないらしくて、これを知った時は結構ショックでした。
  • 特発性膀胱炎:ストレスや水分不足がきっかけで膀胱が炎症を起こす病気。頻尿や血尿を伴って、見ていてかわいそうな感じになるみたいです。

⠀このあたりはなんとも怖い響き。心配になったらなるべく獣医さんにみてもらいましょう。

うちの猫で学んだ、水を飲まなくても飲みすぎても危ない話
普通に水の器からも飲みますが、人から流れる水をもらうのが大好き。

水を飲みたがらない子には、こういう工夫がよく効くらしい

うちの子には縁のない話なんですが、以前の子たちや、猫友達の話を聞いたり調べたりしていると、水を飲まないタイプの子には、こういう工夫がよく効くと言われています。

  • 水飲み場を増やす:1カ所にしかないと「わざわざ行くのが面倒」で諦めてしまう子もいるらしく、目安は「頭数+1」の場所に置くこと。ご飯皿のすぐ隣やトイレの近くは、本能的に嫌がられやすいので避けた方がいいそうです。
  • 器を変えてみる:猫のヒゲは相当敏感なセンサーらしく、器のふちにヒゲが触れるのを嫌がる子が多いとか。プラスチックより陶器、深めより広口で浅めのお皿の方が飲みやすいそうです。
  • ぬるま湯にしてみる:猫は「流れている水=新鮮で安全」と本能的に感じるそうで、循環式の給水器が有効なこともあるとか。人肌くらいのぬるま湯(30〜38度くらい)にするだけで匂いが立って飲みやすくなる、という話もよく聞きます。
  • ウェットフードを混ぜる:ドライフードの水分量が1割程度なのに対して、ウェットフードは8割前後。少し置き換えるだけでも、食事からの水分摂取量はかなり変わるそうです。
  • 風味づけという裏ワザ:味付けなしの「ささみの茹で汁」を少し混ぜる方法もあるようですが、夏場は傷みやすいので出しっぱなしにせず片付けるのがポイントみたいです。

⠀うちの子には必要なかった工夫ですが、これを機に調べてみて、「へえ、そういうものなのか」と勉強になりました。

うちの猫で学んだ、水を飲まなくても飲みすぎても危ない話
気がすんだら寝ます(笑)

むしろ、うちみたいに「よく飲みすぎる」方が要注意だったりする

ここまで「水を飲まない子」の話を書いてきましたが、うちの子はむしろ逆で、子猫の頃からよく水を飲む子でした。当時はちょっと飲み過ぎかな、個体差なのかな、っていうのがわからなかったので、念のため病院に連れていったところ、腎臓の数値がよくないと言われて。

そこから今まで、ずっと腎臓サポート用の療法食を続けています。振り返ってみると、「よく水を飲む=多飲多尿」というのは、脱水とは逆のベクトルで、腎臓病や糖尿病、甲状腺の病気などが隠れているサインのことがあるそうなんですよね。うちの場合はそれが早めに見つかったのと、もともと多めに飲むタイプで正常だったってことで、結果的には良かったんですが、もしあのときただ「元気があっていいことだ」で片付けていたら、と思うと少しヒヤッとします。

水を飲まなさすぎるのも、飲みすぎるのも、それぞれ違う理由で気をつけた方がよさそうです。「いつもと違うな」と思ったら、様子見しすぎず病院で血液検査や尿検査を受けてもらうのが一番だなと、うちの経験からも思います。

これから夏に向かって、うちの子の療法食と水分バランスには引き続き気をつけないとなと思いつつ、今日もご飯の器を見て回るとします。

 


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